小児科後期研修
1. 後期研修(3年間)
奈良県立医科大学小児科では初期研修終了後、日本小児科学会小児科専門医習得を目標とした3年間の後期研修をおこなっています。3年間でバランスよく小児科専門医習得に必要な内容を学べるようにカリキュラムを用意しております。その内容は以下の通りです。
- 奈良県立医科大学小児科での研修
血液・腫瘍疾患、小児循環器疾患および小児神経疾患などの専門性の高い疾患や、重症患児の管理などを学んでいきます。
- 奈良県立医科大学および関連病院のNICUでの研修
新生児医療を学び、あわせて集中治療管理の理解を深めます。
- 奈良県立医科大学小児科関連病院での研修
小児科一般や小児救急医療を学び、小児科のcommon diseaseへの理解を深めます。
初期研修2年、後期研修3年を修了すると日本小児科学会専門医受験資格が得られ、専門医の資格を取得します。
2. 後期研修終了後
後期研修終了後は、皆さんの希望を考慮しつつ、一定期間奈良医大小児科や関連病院に勤務し小児科診療の実践経験を積み、各コースへ進んでいただきます。※
- Subsupeciallity習得コース
奈良県立医科大学小児科や国内小児専門施設でサブスペシャリティーの習得を目指すコースです。
- 研究コース
大学院もしくは研究生・専修生として研究を実施するコースです。学位取得後は国内外の研究施設へ留学することが可能です。
- 大学院コース
奈良県立医科大学大学院に入学し、学位習得を目指すコースです。本コースは3年間の後期研修後に入学することも可能です。
- 研究生・専修生コース
奈良医大小児科では大学院に入学しなくても学位取得が可能で積極的に奨励しています。
小児科診療をしながら研究生・専修生として研究を実施し、学位を取得するコースです。
- Generalistコース
引き続き関連病院に勤務し、小児科一般に関してさらに経験を深めるコースです。
※後期研修終了後は、直接各コースへ進んでいただく場合もあります。