当小児科医局は、初代教授:吉田 邦男、第二代教授:福井 弘、第三代教授:吉岡 章、第四代教授
:嶋 緑倫、第五代(現)教授:野上 恵嗣と代々、小児における出血・凝固異常症の分野で国内外の先駆者としての役割を果たしてきました。
その伝統は今も引き継がれており、血液凝固制御医学グループ(主任:野上教授)、遺伝子診断・治療グループ(主任:古川助教)の血液学に関する各研究グループがあり、 その他循環器グループ、血液・腫瘍グループ、腎グループ、神経グループ、内分泌グループ、感染症グループも活動しています。
多くの医局員が各グループの指導のもと研究に励み、国際学会でその成果を発表し輝かしい業績を生み出しています。
また現在、1名の医局員が海外(スウェーデン)に留学し、更なる研鑽を積んでいます。
また、今日社会的問題にもなっています小児救急に関しては、県下の一次休日応急診療所、 二次輪番病院と緊密なネットワークを構築し、当院の集中治療部および高度救命救急センターと共に、主として三次救急に献身的に対応しています。高度の「専門性」を保ちながら、幅広い小児疾患に対応すべく、子どもたちを温かく見守る「優しさ」を兼ね備えた施設が、我が小児科医局といえます。
当小児科医局の診療部門は以下のグループにより構成され、高水準の医療を行っています。
奈良県内における多くの小児悪性腫瘍症例に対し、小児外科(主任:金廣准教授)と共に集学的な治療に従事しています。 また、先天性免疫不全症を含め、素晴らしい造血幹細胞移植治療成績をあげています。