小児科初期研修
はじめに
小児科は子供の全身を診る科です。したがって、小児科を志望される研修医の先生方は勿論のこと、小児科と関連が強い救急科・外科・脳神経外科・泌尿器科・麻酔科などを選択予定の先生方も、初期研修プログラム中に小児科を選択されることをお勧めします。
研修期間に関しては、小児特有の診療技術や手技が要求されるため、原則最低2カ月間の研修をして頂きます。
概要・目標
- 医師としての必要な基本的事項を習得し、かつ全人的医療ができる医師の育成を目指す。
- 小児科診療についての基礎的な知識を習得し、受け持った症例について鑑別診断および治療方針を立てられる能力を身につける。
研修コース
小児科は疾患分野が多岐にわたるので、各コースともに様々な疾患を受け持てるように配慮しています。
- 通常選択(2ヶ月)コース
小児科に関する基礎的な知識・技術の習得を目標とします。
- 3ヶ月以上選択コース
大学での研修に加え、地域病院(下図参照)で一般小児科(乳児健診、予防接種、小児1次・2次診療) を学ぶことが可能です。成人のみならず小児も診る事ができる『総合医の育成』を目標とします。
このコースを選択した初期研修医が研修中に受け持った症例を下記に示します。
- 小児科特別(C2)コース:定員2名
このコースは早期に小児科専門医を養成することを目指します。
地域病院で一定期間初期研修を行うことも可能です。研修期間が長い分、担当する症例も非常に多岐にわたります。
C2コースを選択した初期研修医が研修中に受け持った症例・手技を示します。
指導体制
- 初期研修医1名につき、小児科後期研修医1名を上級医として配置し、一緒に病棟・外来業務に従事します。さらに、症例ごとに各疾患分野に応じた専門医・指導医を配置し、屋根瓦方式でチーム医療を行います。
- 診療グループごとに定期的なカンファレンスを行い、担当症例の治療方針・問題点などについてディスカッションし、指導を行います。
最後に
小児科には国内第一線の専門施設で研修を受けてきた指導医が揃っています。また指導医陣も非常に若く、研修医、スタッフとも和気あいあいと楽しく仕事をしています。是非一緒に小児科の魅力を体験してください。
2014年3月14日
臨床研修終了式~小児科を初期研修でまわって下さった先生方と